統計データから読み取れる現象 マグロの漁獲と取引

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世界のマグロ漁獲

国連食糧農業機関FAO Capture production によると世界のマグロ漁獲量は、2003年をピークに減少している。2006年を底に、ビンナガマグロとキハダマグロの漁獲が増えたことで増加傾向である。
クロマグロ、ミナミマグロの漁獲量が1996年をピークに減少している。
FAO Aquaculture production によると世界のマグロ養殖量(日本の生産量は含まれていない)は2004年まで急激に増大していた。その後、減少傾向である。
養殖マグロの現地での平均価格($/kg)

日本でのマグロ漁獲と取引

築地市場でのまぐろの取引量(国産+輸入)は4,000~4,500トン/年程度です。輸入量は減少傾向です。2007年から国産は3000トン/トン程度です。
築地市場で取引される国産まぐろの価格は3,000円/キロ~3,500円/キロです。輸入まぐろの価格が2009年に低下し、2010年に戻る傾向です。
産地水産物流通統計による天然のマグロ水揚量が減少傾向です。
産地水産物流通統計による天然のクロマグロ水揚量が減少傾向です。
産地水産物流通統計による天然のクロマグロ(生鮮)の価格はほぼ一定、上昇傾向にあったクロマグロ(冷凍)の価格は2009年に下落しています。
マグロの冷凍保管量  

日本のマグロ養殖生産量の占める地位

右の図は、天然の高級なマグロ(太平洋クロマグロ、大西洋クロマグロ、ミナミマグロ)の漁獲量(FAOによる)、日本を除く養殖マグロの生産量(FAOによる)、日本の養殖マグロ生産量(当会の推定)を並べたものです。
年々、日本の養殖マグロの占める地位が高くなっています。